DVD：「スターウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」
（ジョージ・ルーカス監督）
前作：「スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」
（ジョージ・ルーカス監督）
「スター・ウォーズ エピソード1 ＆ 2 DVDダブルパック」
（ジョージ・ルーカス監督）
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●わざわざ公開初日に映画館へ「スターウォーズ エピソード２」を観に行った。熱狂的なファンというわけではないんだけど、ワタシは基本的にスターウォーズに対してはきわめて寛容になれる。特に今回の「エピソード２」は旧３部作以来のファンに対するサービス精神が非常に旺盛なのだ。ダースベイダーとルークのスカイウォーカー父子の物語であった旧３部作に対し、新３部作はその前の時代を描く。となれば、物語的には予定調和に向かって収斂していくしかなく、スターウォーズ・ファンへのサービスに徹するのは圧倒的に正しい。しかもディテールにおいてまで旧作との相似形を意識する徹底ぶりで（さすがにこの時期にネタバレは書けないので控えるけど）、偉大なる「お約束」映画としてあらゆる期待を裏切らない。
●「エピソード１」は新３部作の導入的な役割を果たしていたのに対し、「エピソード２」はクライマックスに向けての準備になっている。いかにしてアナキン・スカイウォーカーと師オビ＝ワン・ケノビが袂を分かち、アナキンがダースベイダーへの道を歩むことになるのか、そして銀河が共和国から帝国へと移行するのか、その道筋が少しずつ見えてくる。
●キャラ萌え的な見どころで言えば、ヨーダ、そしてジャンゴ（およびボバ）・フェットに要注目。ジャンゴ・フェットはムチャクチャにカッコいい。CGのドロイドだのクローンだのが群れをなしているなかで、人体＋機械の美しさを主張して異彩を放っている超ライダーマン。
●映画のつくりとしては冗長で、「いまどきその演出はありえないだろう」みたいなシーンもあったりするのだが、スターウォーズでそんなことを気にしてはいけない。同窓会とはそういうものだと割り切って参加せねば。(2002/07/25)
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「スターウォーズ」ってのはいかに「スターウォーズ」であるかを問われる予定調和劇である。