VHS：「スネーク・アイズ」
DVD：「スネーク・アイズ」
（デ・パルマ監督／ニコラス・ケイジ主演）
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●遅まきながら、レンタルビデオで「スネーク・アイズ」（ブライアン・デ・パルマ監督、ニコラス・ケイジ主演、坂本龍一音楽）。なにか大掛かりなトリックがあると思い込んでいたのだが、最後まで見終わっても釈然とせず。確認のためだけにほとんど一通り、見直してしまったのがなんだか悔しい。エンド・クレジットの最後に映し出される赤い物については、誰のものかは分かるがネタ明かしというものでもないだろう。血まみれのドル紙幣のクローズアップは、その持ち主が同じ部屋に足を踏み入れていたということを示唆しているんだろうし、その人物が警察を呼んでラストシーンにつながったのかなとも解釈したが、それじゃああんまりにも伏線が弱すぎる。
●普通に観ていると、ありきたりに思えるストーリーが、最後のどんでん返しを見終わった後で再び見直すと、まったく別のストーリーとして見えてくる。そんな話だろうという勝手な期待を持ってしまっていたのだが……。大仕掛けなんか期待せずに見れば、本来ストーリーとは別のところで観るべきところの多い映画なのかもしれない。カメラワークは強烈（冒頭13分間のノンストップ長回しなど）。
●音楽は坂本龍一。なんだか「なんちゃってバルトーク」というか（笑）。原田節がオンドマルトノを弾いていたということを後日に知った。(1999/12/07) |
「スネーク・アイズ」、タイトルの意味は見終わってから。