シサスク：ピアノ曲集「銀河巡礼」
（ピアノ：ラウリ・ヴァインマー）
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●有珠山が噴火してこりゃ大変なことであると思ったら、小渕首相が昏睡して内閣は総辞職、首相ってのは激務をこなしてたんだなと改めて知る一方で、サリンも震災も乗り切った村山元首相ってのは超爺的体力の持ち主だったんだななどと思い起こし、ロシアはいまだにちゃんと人間乗せてロケットの打ち上げに難なく成功しちゃうんだからすごいなと感心し、野茂の開幕戦勝利を称え、ロナウドの復帰を期待しつつも、今現在本日目下耳にしているのはエストニアの作曲家ウルマス・シサスクのピアノ曲「銀河巡礼」(ECM)、ピアノはペルトなんかを録音してるラウリ・ヴァインマーで、へー、武蔵野市民文化会館じゃ明日この人が実演でこの曲を弾くのか、でも全席売り切れか、すごいなーと驚嘆し、武蔵野以外じゃ公演ないんだろか、どの検索エンジンで調べても引っかからないなあと首を傾げ、88の星座に曲を書くなんてことを計画してるシサスクってのはおもしろそうな人だと感じ、「銀河巡礼」なんて松本零士みたいなタイトルつけるなと苦笑しながらも、結構ドビュッシーライクだったり東洋風だったりおもしろいじゃん、でも穏健すぎるか、広大無辺な大宇宙を表現つうよりは個人的神秘主義音楽なのかなと楽しみ、宇宙も大きいが大自然の脅威も人間のスケールをはるか超えるよ、世の中何があるか分からん、つい先日だって、有珠山が噴火してこりゃ大変なことであると思ったら、小渕首相が……（以下繰り返す） (2000/04/05) |
シサスクのピアノ曲集「銀河巡礼」をめぐるダ・カーポ日誌。