DVD「ニューイヤー・コンサート2001」
（アーノンクール指揮ウィーン・フィル）
CD「ニューイヤー・コンサート2001」
（アーノンクール指揮ウィーン・フィル）
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●元旦、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。今年はアーノンクールが登場ということなので、久々に興味を持って観た。第1部冒頭で演奏されたラデツキー行進曲原典版っていうのは確かにおもしろくて、こういった機会でもなきゃ拍手なしに聴こうって気にはならない。ニコリともしないアーノンクール、ニューイヤー・コンサートつうよりは定期演奏会にでも出てきたかのような表情。途中、衛星裏番組のトルシエ・ジャパン特集に浮気しつつも（笑）、アンコールの「お約束」にも注目。儀式があるじゃないっすか、「美しく青きドナウ」の頭でみんなが拍手をして演奏を止めさせて指揮者が新年の挨拶するっていうの。あれをアーノンクールが果たしてやるんだろうかと思ってたら、いやあ、ちゃんとやるではないですか、ぎこちないながらも。あそこで笑ったのは微笑みというよりは照れとか苦笑と見た。ラストのラデツキー行進曲で観客の手拍子を指揮するアーノンクールの表情が苦悶に満ちていて（そうかあ？）、鬼気迫るものがありましたなあ（笑）。似合わなさすぎ。
●ちなみに、2001年のニューイヤー・コンサートのCD発売日は1月24日。毎年爆速でCD化されるので、もうこれくらいじゃ驚かない。いっそ1月2日を発売日にしたらどうかとも思うが、それはさすがにマズいか。(2001/01/02) |
こんなコワイ顔で元旦を祝った指揮者はいなかったよ。