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バレンボイムとシカゴ響、ジャケットと中身の関係。



R・シュトラウス:管楽器のための協奏曲集

(ダニエル・バレンボイム指揮シカゴ交響楽団)




チャイコフスキー:交響曲第4番他

(ダニエル・バレンボイム指揮シカゴ交響楽団)
●バレンボイムとシカゴ響の新しいアルバム、R・シュトラウス管楽器協奏曲集のジャケットを見て気づいた。そういえばバレンボイムとシカゴの最近のディスクにはどれもこんな感じだったっけ。で、クレジットを見ると、やはりシカゴの風景。このアルバムだとR・シュトラウスのデュエット・コンチェルティーノがシカゴ響初演された1959年における「マリーナ・シティ」ビルの写真が使われている。チャイコフスキーのディスクだと古い風景が写っていたので、それぞれの曲のシカゴ響初演年と関係のある風景によって特定の建築物をフィーチャーするというコンセプトらしい。シカゴなんて行ったことも住んだこともない人間には全然感慨深い写真でもなんでもないんだけど、左のように並べてみるとこういうやり方は悪くないなと唸らされる(東京のオーケストラで同様のことをやった場合を想像してみればいい)。一見どうってことのないようなところに、制作者がアイディアを盛り込み手間をかけているってのは商品価値をぐっと高めてくれる。もちろん、内容もいいからそう言えるんだけど。(2001/03/14)

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