DVD：「8mm」
（ジョエル・シューマーカー監督、ニコラス・ケイジ主演）
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●「8mm」を観る。ジョエル・シューマーカー監督、ニコラス・ケイジ主演。主人公のトム（ケイジ）は私立探偵。ある富豪の未亡人から遺品である８ミリフィルムの鑑定を依頼されるが、そのリアルな残酷さに、これがスナッフ・フィルム（殺人映画）ではないかとの疑念を抱く。裏ポルノの世界へ足を踏み入れ調査を進めるトムに危険が迫る……というサスペンス。撮影、音楽ともになかなかいい。テーマも悪くない。それなりにアイディアも詰め込まれてるんだけど、終盤は腰砕け気味。なんというか、人間の暗黒面に囚われる話だと思わせておきながら、あんなふうに終わるとは。途中で脚本が二転三転して、最後に中途半端なところに落ち着いたといったところか。エンドクレジットの後になにかあるのかと期待してしまった。
●ＳＭ系のポルノ・スターとして「マシーン」と呼ばれる恐ろしげな男が出てくるのだが、この人物像はなかなか魅力的。ニコラス・ケイジよりもずっと記憶に残る。（2000/01/27）
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「8mm」を観て「マシーン」に共感する危ないヤツ。